⼭栄化学の「独⾃」技術
⼭栄化学には創業から現在に⾄るまで、約70年に及ぶ技術の蓄積があります。
界⾯化学技術をもとに「⽔と油をいかに融合させるか」という原料の基剤化技術そのものから、「ウェーブ剤、ヘアカラー等による⽑髪の損傷をいかに軽減させるか」という機能性に⾄るまでカバーした開発・製造を⾏っています。
その技術の結晶の一つが「エマルジョン化技術」です。
微細な粒子径のエマルジョンは「ナノエマルジョン」と呼ばれ、粒子が小さく分布が狭いほど安定性が向上します。油剤だけでなく、セラミドのように水に溶けにくい成分や高融点成分などもナノサイズにすることができます。素材の浸透性を高めたり、今までにない感触が得られるなど様々な効果が期待できます。
当社では頭髪化粧品・医薬部外品の基剤である「エマコール」を開発しています。使⽤⽬的などに応じてシャンプーや化粧品のもととなる原料を選択し、配合しています。
原料を混合したエマコールを利⽤すれば、⼀から原料を組み合わせ、その相性を評価し、結果に応じて組み替えるといった⼿間がかかりません。
エマコールを活⽤することで、個々の原料調達を⾏う必要がなくなるだけでなく、製品の開発期間と製造期間を短縮できるため、お客様の理想とする製品をより早くお届けできます。
エマコールの開発で長年培った技術力・処方設計力を活かし、原料からバルク、完成品まで幅広くご要望にお応えします。
オーダーによって柔軟にカスタマイズ
製品に⼊れたい成分はもちろん、製品の質感や⼿触り、⾒た⽬、使いやすさなど、お好みの製品が出来上がるようにオーダーごとにカスタマイズしていきます。
基剤とともに処⽅を通して製品開発を丁寧に⾏います。
製品開発に伴うサンプルの提供は、お客様の評価に応じて都度実⾏。⾒た⽬や⼿触りといった感覚的な部分だけでなく、ご要望に応じて分析機器や評価機器を⽤いた検査を⾏うことで、数理的なデータの提⽰も可能です。
品質に対する考え
プロの美容師が納得できる品質、サロン品質の製品をこれまで⼿掛けてきました。
経時変化や温度変化といった、製品自体の劣化を防ぎ、安定性のある製品を作り出すための処方設計。そして感触だけでなく、各種評価機器により裏付けられた機能性データ※を用いた処方開発や評価を行っており、製品の品質には強いこだわりをもっています。また、社内にモニター美容室を設置し、必要に応じて美容師による評価試験も行っております。
※引張試験、曲げ試験、電子顕微鏡やマイクロスコープによる評価、接触角測定、色差測定など
製品に求められる「ニーズ」を満たすために
近年頭髪化粧品・医薬部外品の市場ニーズは著しく多様化し、また⽬まぐるしい変化を遂げています。
OEMメーカーにおいてもそうした変化に対し、開発の早さや付加価値のある製品の開発⼒、そして顧客のニーズに対する柔軟な対応といったところまで求められるようになってきました。
当社では、製品をめぐるニーズの変容に対応できるよう研究体制の整備を進め、国内外問わずアンテナを張りながら、技術と知識のアップデートを⾏っています。
新しい技術と知識の絶え間ないインプット、⾃社での研究開発、そしてそれらのアウトプットという形で新製品を世の中に送り出すこと。
次にどんな製品が求められるのか、ヒットするのかといったニーズの予測を⾏い、製品をプロデュースしていくために。当社に課せられた使命であると考えます。
会社として前に進み続けるため、未来を担う若い社員とともに、彼らの⼒を発揮できる環境づくりを⾏っています。
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